大分県、中央部の山間に広がる髙橋製茶さんの茶畑は、臼杵市の山側(野津町)に広がっています。
有機栽培に力を入れている臼杵市。
髙橋さんは、その先駆者の一人。
有機JAS認証制度が日本にできてすぐに取得されています。
髙橋さん先代(父)がスタートさせた有機栽培。
髙橋さんの生産へのポリシーを知り、だんだんと廻りの生産者が変わっていったイメージ。
臼杵市は、今ではオーガニック業界では知られた産地となっています。
有機のお茶は一年中、草との闘い。
髙橋さんの畑のあちらこちらでは、いつもスタッフがしゃがんで草を取っています。
この地域、昔は釜炒り茶の産地。
今は髙橋製茶は玉緑茶となっています。
他には、紅茶、ギャバロン茶、ギャバロン紅茶があります。
髙橋さんの畑、空が広く高く、夕日も美しい。
日本茶BANKのコラムには二度目の登場、大分県臼杵市の髙橋製茶さん。
今回、髙橋製茶さんに訪問したのは、これから始まる茶畑カフェ計画をスタートさせる為。
髙橋さんの茶畑を見渡すことができる眺望の良い場所に、地元の方にとっても、旅行者の方にとっても憩いの場となるような、日本茶カフェをつくります。
カフェ店舗の空間デザイン、メニュー開発、器コーディネイト、新商品開発まで当社で行う事となっています。
楽しみですが、完成まであまり時間がなく、いろんなことを同時に進めなければいけません。
下の画像は、カフェの建設予定地。ここには先日まで古い倉庫がありました。
ちょうど壊しているタイミング。
壊すのは早いですね。たった二日で終わり。
2023年の3月OPEN予定。
皆さん、お楽しみに!!
今回、念願だった、臼杵市認定の「ほんまもん野菜」を使ったお野菜ランチを頂くことができました!
ご同行いただいた大森先生と、「これは何でしょうね?」といいながら美味しく頂きました。
スイカがサラダの様で、クミンとカボスビネガーのドレッシングが意外でした。
前のコラムにも書いていますが、臼杵市の市街地は海に面しており、もちろん魚も美味しい。
それに、何と言ってもフグが有名。
山口県下関のフグも有名ですが、食通は臼杵にフグを頂きに来るようですよ。
今回、昔からある鶏料理の店で頂いた、地鶏もまた美味しかった。
臼杵の藩主は稲葉氏、その藩窯だった臼杵焼が近年復活しています。
磁器と陶器が両方あり、それがかなり人気です。
あの、星のやグループの温泉宿「界 べっぷ」でも、温泉浴場の壁に臼杵焼が使われています。
美しい城下町の臼杵、これは城下にある稲葉家下屋敷にあるお茶室。
いつかここで髙橋さんの抹茶でお茶会ができるといいな。
発酵の町、美味しい魚、山に向かえば有機の野菜など、臼杵は幸せ指数が高い地域です。
下記画像は、毎年開催の「かかしコンテスト」。
前出の「大森先生」とは、大妻女子大学の名誉教授 大森正司博士 のこと。
お茶大学の学長でもあります。
大森先生は、これまでにたくさんの日本茶に関する研究実績を残されています。
著書もたくさん。
シャープさんの「お茶プレッソ」は先生との共同開発商品です。
髙橋さんが来年OPENする予定の“茶畑カフェ”で、皆さんに楽しんで頂くお茶を、大森先生のご指導のもと開発中です。
どんなお茶が出来上がるでしょう。
まずは、方向性の確認。来月はテスト製造に入ります。
発酵系のお茶は油の吸収を抑えるものもあり、ギャバを含め、その機能性が注目されています。
僕もリモートが続き、体重も増え気味な今日なので、このお茶が出来るが楽しみです。
また、この新しくできる髙橋製茶さんのカフェでは、定期的に、“日本茶を美味しく学べる講座”を開催予定です!お茶が好きで、お茶をもっと知りたい方は是非ご参加下さい。
来年のOPENに向けて、これからもこちらで進捗状況をお届けします。
◆銘柄:吉四六茶(臼杵茶)大分県臼杵市
◆生産者名:髙橋製茶
◆住所:大分県臼杵市野津町大字八里合1407番地
◆HP:http://tkhs-cha.com/