TOP
2023.09.14 Update

今年も開催されます!「東京大茶会」

10/14・15、10/21・22 都内2会場で開催

日ごろ茶道に馴染みのない方や、海外の方、そして子供たちなど、誰でも気軽に参加できる
「東京大茶会2023」が、今年も開催されます!

日程は、
10月14日(土)、15日(日)に 浜離宮恩賜庭園
10月21日(土)、22日(日)に 江戸東京たてもの園

日を分けて、都内2会場での開催です。

東京大茶会2022「茶席」の様子(東京大茶会HPより)

「東京大茶会」の目的と主催者

日本の伝統文化を国内外へ広く発信するとともに、その根底にある「和の心」を次代に継承することを目的に、開催されている「東京大茶会」。

主催は、東京都公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
平成20年より、これまでに13回開催されており(2020・2021年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催中止)、現在では“東京の秋の風物詩”として親しまれています。

東京大茶会2022「野点」の様子(東京大茶会HPより)

これまでで、約23万人の来場があったという人気イベントで、事前予約が必要な一部の茶席の応募は締め切られていますが、その他の「茶席」や「野点(のだて)」の参加チケットは、当日販売されていますので、是非、足を運んでみてください。

10/14・15浜離宮恩賜庭園

●開催日:2023年10月14日(土)・15日(日)
●開催時間:10時00分~16時20分 (茶道プログラムの受付開始は9時00分~)
●アクセス:東京都中央区浜離宮庭園1-1
      都営大江戸線「汐留駅」「築地市場駅」・ゆりかもめ「汐留駅」から徒歩7分
      JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋駅」から徒歩12分
●入園料:一般300円、65歳以上150円、小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料
     ※プログラム参加料は別途(下記表参照)

茶道プログラムの参加料は、お茶代とお菓子代を含んだ金額(東京大茶会HPより)

10/21・22江戸東京たてもの園

●開催日:2023年10月21日(土)・22日(日)
●開催時間:10時00分~16時15分(茶道プログラムの受付開始は9時30分~)
●アクセス:東京都小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内
      ■JR中央線「武蔵小金井駅」北口2番、3番のりばから西武バス5分「小金井
       公園西口」下車 徒歩5分、
      ■西武新宿線「花小金井駅」南口から徒歩5分の「南花小金井」のりばから、
       西武バス5分 「小金井公園西口」下車 徒歩5分
●入場料:大茶会期間中(10月21日、22日)は入場無料
     ※プログラム参加料は別途(下記表参照)

茶道プログラムの参加料は、お茶代とお菓子代を含んだ金額(東京大茶会HPより)

「東京大茶会2023」プログラムについて

浜離宮恩賜庭園では、屋外で行うお茶会である「野点(のだて)」、英語解説付きの「英語で楽しむ野点」や、都内にある高校の茶道部がお茶をふるまう「高校生野点」、

江戸東京たてもの園では、「野点」と「英語で楽しむ野点」の他、中学生以下の子供と保護者が一緒に楽しく作法を学ぶことのできる「子供と楽しむ茶席」、

などが予定されているそう。

東京大茶会2019「英語で楽しむ茶席」の様子(東京大茶会HPより)

「野点(のだて)」とは?

さて、プログラムにもある「野点(のだて)」。
「茶席(ちゃせき)」という言葉には馴染みがあっても、「野点(のだて)」という言葉はあまり聞いたことがない・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「野点(のだて)」を簡単に説明すると、字のごとく、
「野外でお茶を点てて楽しむお茶会」のことです。

野点傘(のだてがさ)と紅色の緋毛氈(ひもうせん)

茶室で行われる「茶席」に比べ、「野点(のだて)」は、手前(=茶道で抹茶を点てる作法のこと)が簡略化されていて、お道具に関しても厳しい決まり事がないので、よりカジュアルにお茶会を楽しむことができます。

そのため、初心者歓迎の日本茶イベントのプログラムには「野点」が含まれていることが多いです。

「野点」の作法

ついでに、「野点」の作法に関しても、少しご紹介しておきます。
どれも簡単なものばかりですので、心の片隅に置いておいていただければ幸いです。

【野点の作法】
・お菓子を食べるのに使用する、懐紙と菓子きりを持参する
・茶器や道具を傷つけないよう、お茶をいただく前に、指輪や時計などのアクセサリーを外す
・お茶碗の正面を避けて飲むのが基本
・お菓子やお茶が運ばれてきたら、その都度「ありがとうございます」など受け応えをする

作法が簡略化されているとはいえ、お茶の基本は「おもてなしの心」。
お茶をもてなす方もいただく方も、気持ちよく過ごせるよう「お互いに配慮する気持ち」が大切です。

おまけ:公園でもキャンプ場でも「野点」ができる!

近年、公園やキャンプ場で、個人で「野点」を楽しむことができるよう、アウトドアメーカーなどからも「野点セット」が販売されています。

他の道具では代用の利きにくい、「茶筅(ちゃせん)」もちゃーんと付属されています。

「野点」の道具は、持ち運びを前提としているので、コンパクトで丈夫なため、初心者でも扱いやすいのも嬉しいところです。

【参考】販売のたび即完する、Snow Peak × 中川政七商店 × 茶論、トリプルコラボの「野点セット」

出典:
東京都HP:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/08/09/05.html
東京都・東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京HP:https://tokyo-grand-tea-ceremony.jp/index.html
東京大茶会2023公式サイト:https://tokyo-grand-tea-ceremony2023.jp/