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2022.09.01 Update

【満員御礼】栄西茶(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町)9/6草取りボランティア

栄西茶「9/6草取りボランティア」募集を締め切りました

 満員御礼!
 先日、募集させていただきました「栄西茶 9/6草取りボランティア」は応募人数に達しましたので、今回の募集は締め切ります。
 沢山のご応募、誠にありがとうございました!
 次回は10月に開催予定です。

茶祖、「栄西さんのお茶」

 西暦805年、最澄さんが唐より茶の種を持ち帰り、比叡山の麓、大津の里に蒔かれ育ったのが日本茶の祖といわれています。
 しかし、その最澄さんのお茶は徐々に途絶え、それから300年を経て、再び栄西さんが宋から茶の種を持ち帰り、佐賀県神埼郡吉野ケ里町の脊振山山麓に蒔いたのが、今現在、僕たちが飲んでいるお茶の起源となっています。
 栄西さんは源実朝に日本初の茶の専門書である「喫茶養生記」を献じて茶の薬用を説くなど、日本にお茶の効能や生産方法を広めました。そのため栄西さんは「茶祖」とも呼ばれています。

「栄西さんのお茶」存続のキーマン、多良茶園 多良正裕さん

  栄西さんの茶畑は、佐賀県吉野ヶ里町に現在も残っており、生産が継続されています。

 「栄西さんのお茶」存続のキーマンは元東脊振村村長の多良正裕さん。
 約30年前の役場職員時代に、研究者などに協力を仰ぎ、栄西がこの地に伝えたお茶の歴史を調べたことをきっかけに、この地に伝わるお茶を復活させ、「栄西茶」と名付けられたそうです。

 多良さんは現在も、畑と栄西茶を守りつつ、地元の東脊振小学校が毎年行っている「日本茶発祥の地である脊振山や茶の栽培について学ぶ茶摘み体験授業」の講師として、子供たちに茶の歴史や生産方法を指導するなど、精力的に活動しておられます。

「栄西さんのお茶」、再び存続の危機

 多良正裕さんのもとに足しげく通い、お話を聞き、地域や脊振山を歩いて、だんだんと見えてきた現状・・・。
 この地域も、全国の小規模茶産地と同様、高齢化や後継者不足に苦しんでおり、存続が困難な状況にありました。

「高齢化し、後継者がどこもいない状況ではあるが、何とかこの地域のお茶生産を残したい。日本茶の起源である栄西さんのお茶がある脊振山の山茶も保全したい。それが私の役目である。」
 多良さんの熱い想いを伺い、「何か僕に出来る事があるのではないか」と真剣に考え、当社でも「栄西さんのお茶」存続の取組をバックアップしていくことにしました。

栄西茶存続の第一歩!2022/9/4「草取り」行います!ボランティア募集中!

 その第一歩として、2022/9/4(日)、吉野ヶ里町松隈の茶畑にて、「草取り」体験を行います!

 現在、私たちが飲んでいる日本茶の起源、「栄西茶」を守るための取組に、参加してみませんか?まずは「草むしり」から!
 美しい景色の中で、美味しい空気を吸いながら、日本茶の歴史に想いを馳せ、気持ちのよい汗を流しましょう。

 昼食に栄西茶とおにぎりをご用意して、お待ちしています!

◆日時:2022年9月4日(日)11時集合 ※終了は15時半ぐらいを予定しています
◆場所:道の駅 吉野ケ里 さざんかの里(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈1710-11)
    http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/yoshino/yoshino.htm
◆問合せ先:エコバイ株式会社
      https://ecobai.jp/contact