「全国お茶まつり」は、茶生産技術の向上とお茶の消費拡大を目的として、全国の茶生産府県の持ち回りで、年に一度開催されています。
毎年、全国一のお茶を決める“全国茶品評会”や表彰式などの“大会式典”が行われる他、“消費拡大イベント”として、お茶試飲・販売・製茶体験ワークショップなどが行われます。
特に、“消費拡大イベント”は『お茶のおいしさ、素晴らしさ、魅力を消費者に発信するためのイベント』なので、各産地が趣向を凝らし、楽しいイベントが企画実施されます。しかも基本的には、どなたでも無料で参加できます(※有料イベントもいくつかありますが、いずれも安価)。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2020年の鹿児島大会、2021年の埼玉大会と、“消費拡大イベント”が実施されませんでしたが、今年の京都大会では3年ぶりに実施される予定です!
歴史ある宇治茶の産地らしいイベントが盛りだくさんの様子。
今週の土日は、「第76回全国お茶まつり京都大会」へ行かれてみてはいかがでしょうか?
イベントについて下記にご紹介させていただきますね。
ちなみに・・・過去の開催地については、下記の表をご参照ください。京都で開催されるのは9年ぶりとなるようです。
今年は、11月19日(土)・20日(土)の2日間、宇治市内の2つの会場でイベントが行われます。
イベント会場1→お茶と宇治のまち歴史公園[茶づな](京都府宇治市莵道丸山203-1)
イベント会場2→宇治公園(橘島、塔の島)(宇治川の中洲)
まず、イベント会場となる2つの場所をざっとご紹介しておきます。
イベント会場1の「茶づな」は、宇治茶の由緒ある伝統・作法・歴史を学ぶことができるとともに、デジタルサイネージで“宇治のまちあるき”のおススメスポットを知ることができたり、“宇治のまち”の最新情報やデジタルスタンプラリーが無料ダウンロードできるなど、「宇治の歴史」と「宇治の今」を同時に発信する施設です。2階にある展望テラスからは、宇治川や宇治の山々、宇治のまちが一望でき、まさに“宇治のまち”散策の拠点とするのに最適な場所となっています。
イベント会場2の宇治公園は、宇治川の中州に浮かぶ、橘島(たちばなじま)と塔の島(とうのしま)、宇治川の左岸にあるよりみち公園からなる、宇治に住む方の憩いのスポットとなっている場所です。今回のイベントは、そのうち、中洲にある橘島・塔の島で開催されます(この2つの島は総称して「中の島」と呼ばれています)。塔の島には、石塔として日本最大級である、約15mの十三重石塔(じゅうさんじゅうせきとう)が建てられています。この石塔は、奈良・西大寺の僧・叡尊(えいそん)が朝廷の命により宇治橋の修復を行った際、魚霊の供養と宇治橋の安全を祈って造立したもので国の重要文化財に指定されています。
◆イベント会場1→お茶と宇治のまち歴史公園「茶づな」でのイベントをいくつかご紹介。
・宇治市観光大使「鎧塚俊彦」氏の宇治抹茶スイーツの数量限定販売(19日・20日)
・宇治市観光大使「こうじょう雅之」氏の武人画ライブアートパフォーマンス&トークセッション(19日)
・宇治出身&在住ミュージシャン「MITSU」氏のアコースティックライブ(19日)
・「鳥獣人物戯画」が描かれた宇治茶ティーバックを使った体験型イベント※有料(19日・20日)
・地元高校「京都翔英高等学校」吹奏楽部とチアリーダー部STAIRSの共演!(19日)
・地元高校「莵道高等学校」吹奏楽部の演奏会(20日)
・勝ち残れば素敵な商品がもらえる宇治茶クイズ大会(19日・20日)
などなど、ここでしか見られない・体験できない、イベントが盛りだくさんです!
◆イベント会場2→宇治公園(橘島、塔の島)では、
19日(土)・20(日)の両日、山城地域12市町村と宇治茶産地エリアの特産品のPR&販売が行われる他、起業家を目指す人達による物品PR&販売「宇治チャレンジショップ」が開催されます。
また、2会場以外でも関連イベントが開催されますので、詳しくは「第76回全国お茶まつり京都大会」の公式サイトでご確認ください!
(ほうじ茶作りなどの体験講座(※有料)、宇治市内の4つの商店街とのコラボ企画「大抽選会」、宇治市内でのスタンプラリー などなど・・・)
◆開催日:2022年11月19日(土)・20日(日)
◆開催時間:両日とも10:00~16:00
◆イベント会場:
1、お茶と宇治のまち歴史公園[茶づな」(京都府宇治市菟道丸山203-1)
2、京都府立宇治公園〈橘島、塔の島〉(京都府宇治市宇治塔川)
◆「第76回全国お茶まつり京都大会」公式サイト→https://ochafesta2022.com/
◆「第76回全国お茶まつり京都大会」公式インスタ→https://www.instagram.com/ochafesta2022/