日本各地を渡り寺を開いた中国の修行僧が、世羅に茶栽培を伝えたことが「世羅茶」の始まりといわれている。
世羅郡世羅町を中心に栽培されており、昭和初期には300tもの茶を出荷していた。
平成に入ってから高齢化や後継者不足により徐々に生産量が減り、近年では放置された茶畑が目立つようになった。
2012年、茶畑を再生させたい!と立ち上がった地元有志で「世羅茶再生部会」が設立され、世羅茶の継承と再生に取り組んでいる。「世羅茶再生部会」では有機無農薬栽培を行っており、異常発生し赤潮の原因となっていた海藻を除去し肥料としたり、大量に放置され行き場のなくなっていた牡蠣殻を粉砕し肥料とするなど、新たな試みも取り入れている。
※参照元
世羅茶再生部会
https://www.seracha.jp/