鹿児島県内で生産される茶の中でも、
・児島県独自の安心・安全の基準を定めた「かごしまの農林水産物認証制度(K-GAP)」等の認証
を受けた工場で生産された荒茶のみを使用した仕上げ茶であること
・鹿児島県茶業会議所が行う「かごしま標章茶」の審査に合格した仕上げ茶であること
という2つの要件を満たした茶が「かごしま茶」として認定され、シンボルマークが貼付される。
※補足:鹿児島県には43の市町村があるが、奄美諸島の一部を除きほぼすべての地域で茶生産行わ
れている
※参照元
公益社団法人鹿児島県茶業会議所
http://www.ocha-kagoshima.jp/
鹿児島県中部に位置する霧島市で生産される茶。
火山噴火により形成された水はけのよいシラス台地、海抜0メートルから標高1,700メートルという稀に見る標高差、「霧島」の名の由来ともなった霧深く寒暖差の激しい気候、これら、お茶づくりに最適とされている環境で育まれる「霧島茶」は、年間を通して品質が高く全国茶品評会などでも高い評価を得ている。
鎌倉時代、元応年間(1319~1321年)に吉松村(現姶良郡湧水町)般若寺(はんにゃじ)に開山した住持職が、宇治から持ち帰った茶の種子を播種し、栽培法や製茶法を伝授したという記録があり、これが、霧島茶のはじまりといわれている。
また、この記録が鹿児島の茶に関する最古の記録ともいわれており、「鹿児島茶」のはじまりは「霧島茶」ではないか、との説もある。
※参照元
あいら農業協同組合
https://ja-aira.or.jp/nouchiku/tea/
鹿児島県の東側、大隅半島にある志布志市で生産される茶。
1726年(享保11年)に志布志市有明町でお茶が生産された記録が残っているなど、志布志市では古くから茶生産が行われており、現在でも、南九州市に次ぐ県内2位の生産量を誇っている。
温暖な気候と、保水と水捌けに優れた火山灰の土壌、平坦で大区画の茶園が多いため、乗用型機械の導入による機械化が進めやすかったことなどから、昭和40年代前半から茶業が本格的に大規模化するとともに、「しぶし茶」が志布志市の名産品としてブランド化された。
また、温暖な気候を活かし、早生から晩生品種まで多様な品種を栽培していることが特徴で、このことが、旬の時期の分散し摘採期間を長くできる、品種調合により色・味・香りのバランスを保ち、かつ多様なニーズに合った製品をつくることができる、等のメリットを生んでいる。
※参照元
一般社団法人 鹿児島県茶生産協会
https://kagoshima-cha.or.jp/knowledge/product-area/shibushi/