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日本茶BANKリスト

全国各地でつくられているお茶を紹介します
静岡
静岡茶(しずおかちゃ)

 静岡県産の日本茶の総称で、特許庁の地域ブランド(地域団体商標登録制度)にも認定されている。

 「静岡茶」は、宇治、狭山とともに、「日本三大銘茶」の一つとして数えられる。
  また、静岡県は、日本三大産地の一つでもあり、昔から日本を代表するお茶処として知られる。県内には、牧之原・磐田原・愛鷹山・小笠山山麓、安倍川・大井川・天竜川流域の山間部などをはじめとする、20以上の産地があり、それぞれの産地に「地域ブランド」があるため、一口に「静岡茶」といっても、その特徴はバラエティに富んでいる。

※特許庁 地域団体商標制度(地域ブランド)登録案件:     
 https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/shoukai/ichiran/5062720.html

※日本三大銘茶:宇治茶、静岡茶、狭山茶

※日本茶の三大産地:静岡県、鹿児島県、三重県

※静岡茶の中の「地域ブランド」:
 掛川茶、本山茶、川根茶、天竜茶、沼津茶、春野茶、富士茶、裾野茶、朝比奈茶、安倍茶、清水  
 のお茶、岡部茶、藤枝茶、志太茶、榛原茶、島田茶、金谷茶、さがら茶、御前崎茶、菊川茶、小
 笠茶、袋井茶、磐田茶、遠州森の茶、浜松茶、足久保茶、両河内茶、庵原茶、梅ヶ島茶、みくり
 や茶、渋川茶、井川茶、新山茶、水窪茶 など

※参照元
 公益社団法人 静岡県茶業会議所
 http://shizuoka-cha.lolipop.jp/index.php/ocha/sanchi/

川根茶(かわねちゃ)

 静岡県中部に位置する島田市と、その隣町の、榛原郡(はいばらぐん)川根本町で生産される茶。
 具体的には、島田市北部の大井川上流の山間地である川根地区と、大井川の水源地域であり森林面積が町の約94%を占める川根本町である(以下、川根地域と呼ぶ)。

 日照時間が短く、昼夜の寒暖差が大きく、湿気と降水量が多い、という山々に囲まれた川根地域特有の環境を活かして栽培される川根茶は、爽やかな香り、お茶らしい旨味と甘み、金色透明の水色(すいしょく)が特徴で、1964年には日本茶業界で初の天皇杯を受賞するなど全国的に高い評価を得ている。

 また、山の苗木に陽射しが当たるよう、刈られたススキやササを、捨てずに茶園の畝間(うねま)に敷き、有機肥料にする、「茶草場農法(ちゃぐさばのうほう」と呼ばれる昔ながらの農法によって、有機物が豊富な土壌で栽培されていることも川根地域のお茶が美味しい要因となっている。

 川根地域のお茶の歴史は古く、天文16年(1547)江戸幕府が開かれた頃に書かれた古文書によると、
「川根地域の村々では年貢としてお茶を納めていた」という記録がある。江戸初期に年貢で納めるほどの生産体制が整っていたとすると、茶づくりの起源はさらに昔、少なくとも室町時代に遡ると考えられている。

※参照元
“静岡”川根茶
http://www.kawane-cha.com/
島田市「島田市緑茶化計画」
http://shimadagreenci-tea.jp/about/
川根茶ポータル
https://www.kawane-cha.jp/
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」推進協議会
https://www.chagusaba.jp/

生産している茶園

益井園(ますいえん)
茶園紹介はコチラ
金谷茶(かなやちゃ)

 静岡県中部、大井川の両岸に位置する島田市で生産される茶。
 島田市は、農業算出額の約7割をお茶が占める全国有数の茶産地で、島田地区、金谷地区、川根地区
の3つの産地があるが、そのうち金谷(かなや)地区で生産される茶を「金谷茶」という。

 金谷茶の産地である金谷地区は、大井川中流域右岸にあり、茶葉を通常より長時間蒸す「深蒸し製法」でつくられるお茶が多い。この製法でつくられる「深蒸し煎茶」は、渋みや苦味が少なく、まろやかな味わいに仕上がる。

 また、金谷地区は、絣(かすり)の着物に茜(あかね)のたすきを掛けた「茶娘(ちゃむすめ)」発祥の地ともいわれており、この衣装に身を包んだ約1000名の茶娘が踊りを披露する「茶娘道中」をメインとする、「金谷茶まつり」が2年毎に開催されている。

 金谷地区で本格的なお茶栽培が行われるようになったのは、明治2年(1869)から始まった牧之原台地の茶園開拓によるものである。
 現在、金谷地区には、茶問屋をはじめ茶に関する国の研究機関や製茶機械メーカーが多数あり、茶栽培・製茶業・茶売買・製茶機械生産が一体となった茶業地が形成されている。

※参照元
 一般社団法人島田市観光協会
 http://shimada-ta.jp/form/index.php?id=2
 島田市「島田市緑茶化計画」
 http://shimadagreenci-tea.jp/about/

島田茶(しまだちゃ)

 静岡県中部、大井川の両岸に位置する島田市で生産される茶。
 島田市は、農業算出額の約7割をお茶が占める全国有数の茶産地で、島田地区、金谷地区、川根地区
の3つの産地があるが、そのうち島田地区で生産される茶を「島田茶」という。

 島田茶の産地は、主に2箇所。大井川中流域左岸の山間部と、大井川下流域右岸に大別される。
 中流域左岸の山間部で生産される茶は、朝夕に発生する霧が日光を遮ることによって、上品な香りと旨みを持つお茶になることが特徴で、下流域右岸で生産される茶は、たくさん日光を浴びることで滋味豊かな味わいになることが特徴である。

 島田茶の歴史をさかのぼると、江戸時代初めに大井川中流域の伊久美(いくみ)で年貢として茶が
納められていた記録がある。また、江戸時代後期には、宇治の茶師を招いて茶の栽培と製茶技術を普及させたことで、茶業がめざましく発展した。
 明治時代になると、徳川家臣団等による大井川下流域の牧之原(まきのはら)が茶畑に開墾され一大茶園が広がった。

※参照元
 一般社団法人島田市観光協会
 http://shimada-ta.jp/form/index.php?id=2
 島田市「島田市緑茶化計画」
 http://shimadagreenci-tea.jp/about/

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